2010年12月6日月曜日

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 6巻 感想

ストーリー
梅雨の季節。狂気蔓延る屋敷からどうにか抜けだし、無事まーちゃんとらぶりーな関係に戻った今日この頃をいかがお過ごしになれそうか考えていた昨今。
体育の授業をサボり中、人間をお辞めになったらしき侵入者が学校に来訪した。
殺傷能力を有した、長黒いモノを携えて。そしてそいつは、無言でいきなり自我を暴発させた。
つまり、長黒いモノをぶっ放した(エロい意味じゃなく)。気づけば、体育館の床一面には阿鼻叫喚の赤い花が狂い咲き始め…。


タイトルがまるで最終回のような、そんな印象を抱かせる6巻。
今回のお話はみーくんが大活躍します。・・・本当ですよ?
今まで活躍していないのかというとそういうわけではないんですが、犯人とのやりとりなど、彼のかっこいい(?)シーンが比較的多めとなってます。
言葉で相手を絡め捕り、誘導しそして罠にはめる。
いやーやっぱり憧れちゃいますわ。
作中に一巻に出ていた浩太君が再登場するんですが、彼も似たような感想をみーくんに持ってます。


ところで、今まで活躍しなかったやつが急に活躍しだすと、悪い予感しかないですよね。
・・・特に深い意味はないんですが、死亡フラグ、なんて言葉もありますし。
「俺、この戦争が終わったら結婚するんだ」とか。
いろんな視点で語られる今作は、よりそのフラグを満たしているといえます。
主にエピローグ的な意味で。
先ほどもあげた浩太君や恋日先生、湯女と既出の方々に新登場の海老原さん。
前作で出番が終わりだと思ってた湯女がこの巻でも登場してくれてうれしい限り、特に上社さんとの会話は呼んでてニヤニヤしっぱなしでした・・・キモいのは自覚してます。


彼らの視点から語られる話はどれも考えさせられるものばかり。
もともとみーまーはそういう要素が強い作品ですが、登場人物のほとんどが一生抱えていかなきゃいけない荷物をどうやって背負っていくのか、その一端を見ることが出来ます。


彼らほど複雑な人生を歩んではいないけど、人は一様に悩みを抱えてるんだよなーなんて。


嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈6〉嘘の価値は真実


0 件のコメント:

コメントを投稿