うーん、覚えてしまった。
全然関係ない用語なのに。
いやー、なんだかんだ言ってるけど(自分で自分に評価下してるって意味で)、主人公、かっこいい。
そのボキャブラリーと狂言回し、いったいどこで学んだんですか、作者さん。
主人公の、欲張って2分の1くらい会話が達者なら、彼女の一人や二人、簡単に出来てしまうのではと妄想しながら読んでいました。出来てもすぐに別れることになりそうですが。
だからと続けるわけではないのですが、いや、続けるんですけど、私の得意でない会話を円滑にできる古今東西の探偵役には憧れを抱いてしまいます。
京極さんの作品に登場する、中前寺秋彦(通称、京極堂)のように、言葉で相手を追い詰めるのなんて、もうかっこよすぎてたまりません。
相手の言論を誘導して封殺して、都合のいい存在に仕立て上げていく。
真綿で首を絞められるように、じわじわと。
犯人は自由意志を持っているようでいて、操り人形の役回りから逃れられない。
探偵側が、操ろうとすればの話ですが。
操られるのは犯人だけでなく他の登場人物だってそうなわけですし、極論を言えば犯人をつくりだすことが探偵には出来るのです。
とまあ、そんなこんなの2巻。
癖になる味、まずい、もう一杯!な感じの物語。
もしよろしければ、一巻から読んでみて下さい。
暇つぶし程度の代わり、やすやすとこなして見せること間違いなし。
時間経過の魔法を解くには、読み終えるしか手はありません。
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