2010年12月1日水曜日

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 5巻 感想

ストーリー
閉じこめられた(継続中)。まだ僕は、まーちゃんを取り戻してはいない。
外界と完全遮断した密閉屋敷では、家族を殺人犯として疑い合う異常な環境が生み出されていた。もちろん、その最有力候補は、家族ですらない部外者の僕である。わはは。
…さて、それはさておき。依然としてこの屋敷に助けは来訪していない。
無力すぎる脱出への工作も終わり、食糧も底をつき、大江一族の疑心と嫌悪が頂点に達した時…ついに伏見の姿まで消えた。
いよいよ、華の全滅に向かって一直線、なのかなぁ。うーむ、まーちゃんが恋しいこの頃である。


4巻からの続きです。
まだ屋敷からの脱出はかなわず、食事も与えられない日々を過ごしてます。
しかし、何のかんのと脱出経路自体は初めから確保していたという・・・
いやはや、口だけでなく頭も回る主人公ですね。
湯女と会話するシーンがあるのですが、そこで判明する事実でお互いに最初から気付いていたとのこと。
余分な所を省いて読んでくと、割合あっさりとわかる人が多いと思うんですが、それを妨害するのが主人公and湯女。
彼らの話は時々、お互いの暗黙の了解で進んでくので読者を置き去りにしてしまうことがあります。ちゃんと内容を理解したうえで読んでいかなければならないので、今回も他のライトノベルと比べるとやっぱり時間がかかってしまいます。


いやー、いまさらなんですが、左さんのイラストってほんと綺麗ですよね。
中でも湯女がお気に入りで、浴衣ってのがポイント高いです。
作中の湯女の容姿はおそらく、きれい・・・(主人公の表現方法だと嘘を挟まずに笑顔が気持ち悪いと曲解して伝えてきますが^^;)だと思ってます。
イラストからの補正が入っているから、かもしれませんが。
みーくんも違いは容量の良さだけって言ってますんで・・・(主人公は中性的な美系らしいです)


密室に閉じ込められて、だんだん食べ物が無くなっていく・・・。
その焦燥感と危機感にみーくんは恐怖を感じず、伏見は常識を失わずに耐えてます。
伏見は好きな男が守るって約束してくれたから頑張ったんでしょうけど、みーくんの場合はまーちゃんを一途に思って(誤変換じゃないですよ)乗り切った・・・のかな。
色々な妄想してたから、一途に、ではないけど。


そもそもみーくんまーちゃんの関係を続けているのはなんのためなんでしょうか。
まーちゃんがこんな状態になった原因はみーくんの父親の影響で、その罪滅ぼしとかそういうこと考えて一緒にいるんでしょうか。
それとも好きになったからなんでしょうか。
はたまた、もっと別の理由があるんでしょうか。例えば・・・いや、思い浮かばないんですが。

うーん、ま、最終巻でわかる、のかな。


嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈5〉欲望の主柱は絆



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